昨日の「邦人解放、その2」で拉致事件の問題は、僕の中ではとりあえず終了とおもっていました。
ところが
田辺さんという方(NGOに関係する方?)から
邦人解放、その2にトラックバックを頂き読ませてもらったところ、いろいろ疑問があったのでちょっと書かずにいられません。
もともと僕はそんなに政治的な人間じゃないんですけど、最近時事ネタばっかだな
イラクで活動するNGO活動を事実上容認しておきながら、事件が起こって、後から「退避勧告が出ていたんだから入国すべきではない」「日本政府が救出活動に努力したんだから従うべき」というのは、あまりにも都合が良すぎる。
確かにどの程度情勢が悪化していてリスクがどの程度あるか判断するまもなく今回の事件になってしまったのかもしれません。でも政府は退避勧告を出していた。
今回事件でNGO関係者は女性1名だけですが、国の退避勧告を無視して現地に留まる理由は何だったのか?
日本政府はNGOに
資金提供しているのに、一方では退避勧告するのはおかしいとおっしゃっていますが、危険だから退避勧告するのであってそれがなぜ悪いかよくわかりません。当然ですが、NGOを支援しているからといって戦争状態の国へ行っても良いよ、なんて思っているわけではないでしょう。
ただし政府からNGOに対して一言も指導等が無かったとしたらそれはそれで連絡不行き届きですね。二枚舌と言われてもしょうがないでしょう。
NGOは自己の責任と判断において入国するかどうかを決めるのであって、貧弱な情報収集によって勝手に日本政府が決めた勧告(この決定過程については、ほとんど合理的でないことが露呈している)に従っていたら、人道支援など何も出来ないのである。
テロ組織はNGOを相手とは考えていないですよね。当然日本政府(=国民の代表)を狙ってくるのですから日本政府として責任を持ち対処しなければなりません。それで退避勧告を出したわけです。
実はこれは今だから言えるのであって政府が退避勧告を出した時点でこのような事件の可能性まで予測していたかはわかりませんが。
NGOは自己の責任と判断で入国を決める?国が退避勧告を出しているほぼ戦争状態の国へ?
どんな責任と判断があるのでしょうか?
政府は今回のような一見不測のトラブルにも"予測できただろう"と責任を問われます。NGOはどうなんでしょうか?今回の事件は不測のトラブルであり予想できなかった。こういう言い訳をしているのであれば、肩肘張らずに国の勧告に従うべきです。
だってNGOが責任をとれる範囲を超えた話(=国際社会のリスク)なんですから・・・
もしNGOは予測していたが防げなかったのであれば、やはり自己の責任を果たせなかった訳です。予測していたので有れば国際社会を脅かすリスクを持っていたわけでこの引用みたいな事は言わずにさっさと退避した方が良かったはずです。
「自己犠牲のもとに困っている人たちを助ける」
NGOはすばらしい活動をしていると常々思っています。
でも、今この状況で政府の退避勧告に反発する理由は無いです。
"自己の責任=自己に対する責任"じゃないです。他人に迷惑をかけない。これが責任です。
いまイラクに行って、自分以外の家族を含む他人に迷惑をかけないでいられる可能性は低いと思います。
今までの被災地、戦後の国々に行くのとは訳がちがうのです。
地雷を踏んで死んでしまう自分の範囲内のリスクではなく、国際社会を脅かすリスクを持っているのです。
ぜひまず退避(=一時退避)してください。そして状況を見守ってください。
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